最新リセールバリューの高い車ランキング【輸入車・外車・ 軽自動車】2020年版
リセールバリューの高い車は?
リセールバリューの高い車ランキング(2020年度版)
リセールバリューの高い車 外車/輸入車
車種別・3年落ち
輸入車セダンランキング(車種・3年落ち・2020年度版)
リセールバリューの高い車 軽自動車ランキング(2020年版)
リセールバリューの低い車は?
リセールバリューとは?
車を売却する際に、新車時の価格から下落率が低いことを「リセールバリューが高い」と言います。これは人気車種の証とも言え、新車⇨中古車の金額の差が少なければ少ないほど、リセールバリューが高いと言えます(因みにリセールバリューという言葉は、IDOM(旧ガリバー)の登録商標)。購入から3年後の数値を表にしてみました。
リセールバリュー50% | リセールバリュー60% | |
新車購入価格 | 300万 | 300万 |
3年後売却価格 | 150万 | 180万 |
実質費用 | 150万 | 120万 |
※状態などは同じ。
表をご覧いただければ分かりますが、方や300万で購入した車が、3年後には半額の150万での売却に。リセールバリューが60%のほうは、購入金額が同じでも売却時には180万と、30万ほどの開きがあります。これだけ見ても分かるように、リセールバリューが高い人気車種は比較的高額で買い取りをしてもらえるということになります。
また、実質費用と記載していますが、これは万が一転勤やよんどころない事情で車を手放さなければいけなくなった時にかかる費用のこと。リセールバリュー50%のほうは3年間で実質150万の費用がかかっています。しかし、60%のほうは実質費用が120万で、より安い金額で車を楽しむことができ、さらに高額で売ることができます。
というように解説しましたが、リセールバリューは新車だけの話ではなく、中古車にも当てはまります。実際、リセールバリューが高い車を中古車で購入し、その後売却することになっても、人気車種のリセールバリューの高さはあまり変わらないんです。また、中古車の場合は、その時々の利用頻度や必要な車両のサイズなどを合わせられるため、使い勝手が良いのは間違いありません。
リセールバリューの高い車は?
では、リセールバリューが高い車とはどんな車なのでしょうか?新車、中古車関係なく、リセールバリューが高い車について分かりやすく解説します。
①新車でも中古車でも人気が高い車
ヴェルファイアやアルファード、ヴォクシーなどの人気のミニバンなど。また、アクアやプリウスなどのHV車、フィットやヴィッツなどのコンパクトカーなど人気が高く、中古車屋さんでもあまり値崩れしない車がリセールバリューが高い車両と言わています。
②一般的なボディーカラー
「白」「黒」「シルバー」など、一般的に人気が高いと言われるボディーカラーがリセールバリューが高い車と言えます(不動のベスト3)。逆に同じモデルでも派手だったり不人気カラーだと、リセールバリューも多少下がると思っていいでしょう(フェラーリなど例外あり)。
③モデルチェンジしたばかりの車
新しいモデルが出たら、今乗っている車を手放して欲しくなってしまうのが人情。モデルチェンジをすると、旧モデルは価格が下がってしまいますが、向こう5年近くのリセールバリューは安泰と言ってもいいでしょう。
➃生産台数が少ない人気の高級車
「希少価値がある」「一点もの」などに弱い方も多く、自動車業界にもそれが言えます。高級車でいて人気が高く、さらに生産台数が少ない車であれば、カーマニアやコレクターが大枚をはたいても購入します。
※どの車種にも例外はありますのでご注意ください。
リセールバリューの高い車ランキング(2020年度版)
様々な自動車メーカーが車を販売していますが、その中からリセールバリューが高い車(5年落ち)10車種をランク付けしました。
第10位 | 三菱 デリカD-5 | 61.1% |
第9位 | トヨタ ハリアー | 62.9% |
第8位 | トヨタ ヴォクシー | 62.9% |
第7位 | レクサス LX | 63.2% |
第6位 | スバル WRX STI | 64.7% |
第5位 | トヨタ ランドクルーザー200 | 65.0% |
第4位 | スズキ ジムニー | 67.6% |
第3位 | トヨタ ヴェルファイア |
68.1% |
第2位 | トヨタ アルファード |
69.3% |
第1位 | トヨタ ランドクルーザープラド | 69.6% |
という結果になっています。ミニバンのヴェルファイアやアルファードを抑えてトップに君臨しているのが、トヨタ「ランドクルーザープラド」。
★一番人気のグレード⇨TX(ディーゼル/ガソリン)
★一番人気のカラー⇨輸出需要がかなり高い車種のため、カラーでの価格変化が非常に少ない。
※2015年のリセールバリュー・残価率を元に、業者間オークションの取引価格を参考にしています。
リセールバリューの高い車 外車/輸入車
【メーカー別・3年落ち】
ここでは、輸入車(外車)のリセールバリューをメーカー別に記しています。
第10位 | アルファロメオ |
第9位 | フィアット |
第8位 | クライスラー |
第7位 | プジョー |
第6位 | ポルシェ |
第5位 | ボルボ |
第4位 | アウディ |
第3位 | フォルクスワーゲン |
第2位 | メルセデスベンツ |
第1位 | BMW(アルピナを除く) |
ベンツとBMWのどちらかだろうとは思う方も多いと思いますが、トップはBMWです。この2大メーカーは日本では圧倒的な人気を誇っているので、当然の結果と言えます。
※アルピナの場合はあまりにも取引台数が少なすぎるため、残価率が大きく変化します。「業者による」こともありますし、「時期による」こともあるため、一概に言えません。極端な話ですが、買取相場自体があって無いようなものなので、リセールバリューを決めるのも難しくなっています。
【車種別・3年落ち】
第10位 | キャデ・エスカレード | 52.2% |
第9位 | プジョー5008 | 52.7% |
第8位 | フォルクスワーゲン ディグアン | 53.6% |
第7位 | ランドローバー ディスカバリースポーツ | 53.9% |
第6位 | プジョー 3008 | 57.9% |
第5位 | MINI クロスオーバー | 58.2% |
第4位 | ポルシェ マカン | 58.7% |
第3位 | メルセデスベンツ Gクラス | 59.9% |
第2位 | JEEP レネゲード | 63.6% |
第1位 | JEEP ラングラー | 72.8% |
現在のSUV車の人気というのは、不動ですね。高級輸入車ですが、JEEPのラングラーが72.8%もあるとは驚きです。日本車でも70%を超えるリセールバリューはありませんので、人気の高さが伺えます。
輸入車セダンランキング(車種・3年落ち・2020年度版)
第10位 | アウディ A5スポーツバック | 43.6% |
第9位 | キャデラック CT6 | 44.3% |
第8位 | アルファロメオ ジュリア | 44.7% |
第7位 | アウディ S5スポーツバック | 44.9% |
第6位 | メルセデスベンツ マイバッハSクラス | 46.1% |
第5位 | アウディ S4 | 46.2% |
第4位 | ベントレー ミュルザンヌ | 49.5% |
第3位 | ロールスロイス ゴーストⅡ | 51.7% |
第2位 | フォルクスワーゲン アルテオン | 51.8% |
第1位 | ポルシェ パナメーラ | 52.0% |
残念ながら、現在はSUV車の人気が高いため、セダンは今一歩伸び悩みのような状態です。最高がポルシェ・パナメーラの52.0%なので、3年後に半額近くになってしまいます。
リセールバリューの高い車 軽自動車ランキング(2020年版)
現在は軽自動車の需要が非常に高く、3台に1台は軽自動車と言われています。燃費も良く、税金も安く経済的。普通乗用車より価格も安く、安全性や運転性も向上しているため、軽自動車の人気は衰え知らず。また、軽自動車は価格が落ちづらいこともあり、比較的高額で取り引きされているのも特徴です。
このように人気が高い軽自動車とはいえ、売却時に全ての車が高額になるという訳ではありません。当然、軽自動車にもリセールバリューがあるので、売却後の金額を考えるなら多少は気にして購入したほうが良いでしょう。ここでは、軽自動車でリセールバリューが高い車を紹介します(2020年度)。
※パーセンテージは全ての車に当てはまる訳ではありませんのでご了承ください。
第10位 | スズキ アルトターボRS | 72.0% |
第9位 | ダイハツ ウェイク | 73.0% |
第8位 | ホンダ S660 | 73.0% |
第7位 | スズキ スペーシア | 73.0% |
第6位 | ダイハツ タント | 74.0% |
第5位 | ダイハツ コペン | 75.0% |
第4位 | スズキ エブリイワゴン | 78.0% |
第3位 | ホンダ N-BOX | 80.0% |
第2位 | スズキ ハスラー | 80.0% |
第1位 | スズキ ジムニー | 84.0% |
軽自動車のリセールバリューランキングを記載しましたが、これはなかなか凄いことになっていますね。普通乗用車でいくらリセールバリューが高くても、70%まで行くことはありません。しかし、スズキジムニーでは84%という驚異的な数字を叩き出しています。同率2位のホンダN-BOXとスズキハスラーも80%のリセールバリューを出していることに驚きます。
軽自動車は国内の中古車市場がメインのため、国際情勢や為替などに左右されることがありません。ということから、比較的金額が落ちづらく、残価率が高くなっている理由です。
また、オートマ車よりマニュアル車の人気が高いことに驚きます。1位のジムニーなどは、趣味性が高く他社の競合勢力があまりいないため、不動の人気があることがよく分かります。これはジムニーだけでなく、コペンやS660などにも当てはまります。
リセールバリューの低い車は?
最後になりますが、念のためリセールバリューの低い車を解説します。
①ボディーカラーが珍しい色
激しいピンク色だったり、蛍光色っぽいブルーなど特殊なカラーは、車両の人気が高くてもリセールバリューが低くなります(例外あり)。
②新車でもあまり人気がない車
これはディーラーとしては残念な感じですが、いくら自信を持って販売した新車とは言え、不人気な車だとリセールバリューはかなり低めになります。
③流行に乗っていない車
昔はセダン人気が非常に高かったですが、現在ではセダンの人気は低迷しています。また、スポーツカーなど趣味性が高いものなど、多くのユーザーが注目しなさそうな、時代の流れに乗っていない車のリセールバリューは低いと言わざるを得ません。
➃知名度が低い車
②と似ていますが、あまりにも知名度が低い車だと、お客さんが「購入したい!」という強いリクエストがありません。そもそも存在自体を知らないのだから仕方ないですが、知名度が低いとリセールバリューも低くなります。
という感じで、リセールバリューの低い車について解説してみました。だいたいこんなところだと思います。リセールバリューを中心に据えて感がるのであれば、この辺りを注意して購入することをお勧めします。
しかし、車を廃車にするまで乗りつぶしたい方、車に興味はないという方には、こういったリセールバリューの低い車は意外と良いかも?不人気車両だと新車でも中古でも売る側はあまり強気な商売ができません。また、お店に長期間置いておくと、維持費もバカになりません。ということから、そこまで高い金額を設定しづらいのが、リセールバリューの低い車です。安価で車が欲しい方にお勧めです。
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